本稿は、東京のアマチュアオーケストラ Orchestra Est のメンバーが執筆しました。

Orchestra Estは、東京近郊を中心に年2回の演奏会を行っています。
次回演奏会は2024年6月、ミューザ川崎（神奈川県川崎市）にて開催します。オーケストラの生の音に触れてみませんか？

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日時：2024年6月9日（日）12時45分開場 13時30分開演
会場：ミューザ川崎 シンフォニーホール
指揮：松元 宏康
独奏：大木 麻理

曲目：サン＝サーンス ／ 交響曲第3番《オルガン付き》
　　　ホルスト ／ 大管弦楽のための組曲《惑星》

2022年5月の演奏会より

当団YouTubeチャンネルでも過去の演奏をお聴きいただけます。

Orchestra Est 曲目解説リポジトリは、アマチュア・オーケストラ初（当団調べ）の機関リポジトリとして、高度な情報提供によるクラシック音楽界への貢献を目的として2021年に設立されました。

演奏会における鑑賞体験をより良いものとするため、膨大な文献調査と厳しいピア・レビューに裏打ちされた曲目解説は、質・量ともに従来の曲目解説とは一線を画し、ご来場のお客様からも毎回高い評価をいただいています。 また、オーケストラの曲目解説としての枠にとらわれず、室内楽曲の曲目解説や、楽器に関する解説、楽譜なども収載しています。

【人気の曲目解説】

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《プルチネルラ》においてストラヴィンスキーは18世紀イタリア音楽に独創的な編曲を加え、自らの作風を確立する重要な作品に昇華した。ストラヴィンスキーが加えた独創性とは何か？　豊富な資料と譜例を踏まえて論じた Orchestra Est の代表作。

メンデルスゾーン／交響曲（第3番）イ短調「スコットランド」
青年時代の大旅行によって着想され、晩年期に完成された「スコットランド」交響曲を、メンデルスゾーンのライフワークと捉え、当時の大陸ヨーロッパにおける教養旅行の風習やスコットランド・ブームなど背景から論じた解説。メンデルスゾーンの大旅行の行程を示した地図は、他に類例を見ない当団の自信作（協力：Orchestra Da Vinci）。